Q&A
資産運用に興味はありますが、何からどうしたらよいかわかりません
はじめに、オンラインでの無料個別相談をぜひご活用ください。ご相談者のうち初心者の方が約半数を占めています。弊社では商品の強制的な勧誘は一切いたしておりませんので、お気軽にご相談いただければ幸いです。オンライン無料相談はこちら
香港の保険は利回りがよいといていいますが本当ですか。
以下は、文の推敲例です。

日本と香港のドル建て貯蓄型保険商品を同条件で比較すると、香港の方が明らかに高い利回りを示しています。ただし、正確に言えば、香港が高いのではなく、日本が低すぎることが問題です。日本の保険商品は、契約者が負うリスクに見合った『適正な』リターンを提供していません。この背景には歴史的な要因も影響しています。詳細は以下のブログをご参照ください。参考ブログはこちらから。
日本で加入している保険の見直しや相談はできますか。
はい、現在ご契約中の保険証券や契約内容を事前にお知らせいただけましたら、無料個別相談にてアドバイスさせていただきます。
香港の保険商品に海外(台湾)から申込できますか?
海外居住者日本人は、香港に渡航せずにお申し込みを受ける保険商品がございます。詳しくはお問い合わせください。
香港の金融商品や保険商品に日本語の資料はありますか?
香港の金融機関の公用語は英語か中国語となっており、契約書や資料はすべて英語が中国語です。日本語資料はございません。
海外在住中に契約した保険商品は、日本帰国時に解約する必要がありますか?
日本帰国後もご契約はそのまま継続いただけます。
日本帰国後に香港保険商品の説明を受けることができますか
日本の金融商品取引法は、金融庁の認可を受けていない金融商品を、日本国内で営業・勧誘することを禁じています。香港で認可を受けた保険商品であっても、日本の金融庁の認可がない場合、日本国内でその商品説明を行うことができません。ご帰国前に商品内容を必ずご確認いただき、ご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。
為替リスクについて教えてください。
為替レートは、様々な要因の影響を受け変動するため、予測が困難であるといえます。円安になれば外貨建て資産の円換算価値が減少し、円高になればその価値が増加する可能性があります。この為替リスクを分散させるため、複数の通貨で資産を保有する多通貨分散は重要な戦略といえるでしょう。理論的には、世界のGDPにおける各通貨のシェアに応じた分散が効率的だと考えられます。ただし、取引コストや運用の制約などの実務面を考慮すると、完全な分散は難しいケースも少なくありません。そこで、まずは米ドルやユーロなどの主要通貨への分散から始め、徐々に対象を広げていく、というのが現実的なアプローチと言えるでしょう。
なぜ香港なのですか?
香港は、ニューヨークとロンドンに次いで、アジアで最も発展した金融センター(オフショア)として知られています。その主要産業は金融であり、金融関連の法律・制度、金融機関への監督も厳格に実施されており、貴重な資産を保管する場所として適しています。さらに、世界をリードする金融機関の多くが香港に拠点を構え、競争を繰り広げており、優れた金融商品が提供されています。
香港の経済自由度ランキングも25年連続で世界1位を獲得するなど、その経済環境の自由度と開放性が評価されています。これは、国際的なビジネスや金融取引において有益な環境が整っていることを示しています。
要するに、香港はアジア有数の金融センターであり、その金融インフラや法制度、金融商品の多様性が投資家や企業にとって魅力的な選択肢となっています。
香港とシンガポールの違いはなんですか?
かつては制度上の違いから、機関投資家向けの投資拠点としてシンガポール、個人投資家向けの投資拠点として香港、というイメージがありました。しかしながら、近年では両地域ともに法制度や金融インフラが整備・発展し、大きな違いはなくなってきています。
また、オフショア投資をする際の中継地として、シンガポール、香港共に多く利用されています(例:香港でスイス銀行口座を開設したり、シンガポールでイギリスの金融商品を購入したり)。日本からの距離感という点では、香港が近いため、日本人利用者は香港を選択するケースが多いようです。
オーストラリアドル建てやニュージーランドドル建ての定期預金だと金利が高いので良いのでは?
通貨の金利は、中央銀行の金融政策に基づいて決定されます。通常、中央銀行はインフレのリスクを抑制するために金利を引き上げる(金融引き締め政策)場合があります。このため、「金利が高い=インフレリスクが高い」という関連性が存在します。しかし、通貨価値に影響を与える要因はさまざまであり、単純な一因ではありません。
また、市場では「インフレ懸念=景気が良い=経済が強い」という観点から、金利の上昇が通貨価値の上昇に繋がることもあります。同時に、キャリートレード戦略により、低金利通貨で借り入れを行いながら高金利通貨を保有することによって利益を得ることが試みられることもあります。ただし、これらの要因が通貨価値を支配するわけではなく、通貨市場は複雑な相互作用に影響されるため、予測が難しいこともあります。
このような状況下で、実際にインフレが進行したり、キャリートレードが逆転したりした場合、通貨価値の急激な変動が発生するリスクがあります。そのため、「金利が高い通貨の定期預金は、リスクが小さく、リターンが高い」と一概に言えるわけではないことを理解する必要があります。
他社で申込んだ運用中の海外金融商品について質問できますか。
弊社で把握しております金融商品であればアドバイス可能です。まずはお気軽にご連絡ください。
香港の保険会社が破綻した場合はどうなりますか?
香港ではこれまで破綻した保険会社は皆無ですが、保険会社が破綻した場合の対応について、香港Insurance Ordinance(保険業条例)の第5部 Insolvency and Winding UP(破産と清算)に記載されています。

https://www.elegislation.gov.hk/hk/cap41?xpid=ID_1438403166704_001  

保険会社の監視・監督は、Insurance Authority(保険業監管局、以下IA)が行っています。IAが規定するソルベンシーマージン(=保険会社の資産-総契約高)は、契約高の2倍が最低基準です。保険会社のアクチュアリーは、常にソルベンシーマージンをチェックしており、毎年(上場企業は毎半年)IAに報告義務があります。

【ソルベンシーマージンが規定値を下回った場合】
IAはただちに保険会社に警告します。(以後の新規契約の引き受けが制限されることもあります。)
最終的に十分なソルベンシーマージンを満たすことが出来ず、保険会社が倒産した場合、IAは保険会社の清算申し立てを裁判所にします。新聞や裁判ケースにも公開されます。

https://www.ia.org.hk/en/infocenter/press_releases.html  

司法局のサイトにも、オフィシャルケースとして公示されます。

https://www.judiciary.hk/en/e_services/e_hearing.html  

裁判所により清算が承認されると、次に公的な引受人が指名されます。(通常IAが指名されます。) その後IAにより、保険会社が保有する資産の清算がなされ、契約者に支払われます。

一般的に先進国では、倒産する前に他の保険会社との合併・買収をまとめ、契約者を守ることがほとんどです。
チャイナリスクに対して、香港の保険商品は安全な選択肢でしょうか。
保険会社は、契約者から預かった保険料を、主に債券や株式などの金融資産で運用しています。現在の金融商品は電子化が進んでおり、中国政府が直接これらの資産を管理・接収することは困難です。
一方で、香港には多数の外資系保険会社が存在します。こうした外国法人は、中国本土よりも政治的影響を相対的に受けにくいというメリットがあります。例えば、サンライフ香港は香港で事業をしているものの、バミューダ法人です。このため、業績悪化時などには香港事業を支える本社の財務基盤が期待できるでしょう。したがって、外資系会社のほうが国内会社と比べ、政策変更等の影響を相対的に受けにくいと考えられます。
もっとも、香港においても中国との経済的連動は強く、マクロ環境の変化の影響は避けられません。こうした点を踏まえ、外資系商品を併用することで、ある程度のリスク分散ができると言えるでしょう。総じて、香港の外資系保険は、中国リスクへの対応力のある選択肢といえます。