台湾駐在員にお勧めの映画-現代の資本主義社会を分かりやすく解説!おススメの映画「21世紀の資本」

久しぶりに映画館に行きました。コロナウィルスの影響で、3席飛ばしでの座席利用になっており、ポップコーンの販売もなし。三密対策としては仕方ないですが、映画が観れただけでも感謝です。

今回観た映画は、トマ・ピケティの「21世紀の資本」が映画化されたものです。原本は分厚くて、読みごたえがありすぎますが、この映画でしたらドキュメンタリー番組を観ている感覚でご覧いただけます。

今世界の多くの国々が資本主義を採用しており、日本も例外ではございません。資本主義をウィキペディアで調べたところ下記の通りの解説でした。

資本主義は封建主義の後に現れた体制である。産業革命および、アメリカ独立革命やフランス革命等の資本主義革命(市民革命)によって確立された。資本主義は、一切全てを商品化していく「市場システム」であり、かつ、諸々の近代国家に蓄積・競合をさせる「世界システム」でもあるという。その主体は企業であり、これが物財やサービスを生産し流通させている。構造的には、資本(としての生産手段)を私有する資本家が、労働者から労働力を買い、それを上回る価値のある商品を生産し、利潤を得ている。

一言で言えば、資本主義とは、資本家が利潤を得る構造です。資本家が得る利潤は、労働力が安く手に入るか、もしくはより価値あるものを生産することでより利潤は高まります。

18世紀以降の資本主義社会において、更なる利潤を求めた結果、競争原理も相まって、世界経済は、かつてないほど様々な発展を遂げてきました。しかし資本主義が行き過ぎてしまうと、資本家と労働者の格差は拡大し、その結果…。

今まさにこの両者の格差が、とてつもなく拡大しており、また取り返しのつかないことになりかねない段階にきていると、この映画の中で、著者トマ・ピケティはじめ、著名な経済学者達が過去の事例を挙げながら、分かり易く解説してくれています。

ネタばれしてはいけないので今日はこの辺で終わりにしますが、社会の仕組みを知る上でも、是非観ていただきたい作品です。色々と考えさせられます。

またお金持ちになりたい方は、この映画は必見です。

映画のウェブサイトを参考まで掲載しておきます。
https://21shihonn.com/

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