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香港のオフショア保険-香港在住の日本人でも知らないことも。

先日香港在住の日本人の方からメッセージを頂きました。香港在住2年にも関わらず、香港がオフショアだということを私の記事を読んで初めて知ったとのことでした。香港に住んでいてもオフショア香港のことを知らない方も少なくありません。実際私も香港に住み始めた当初は知りませんでした。

オフショア香港を知らなかった私

2004年、私は欧州系船会社の駐在員として香港に着任しており、私の専門分野である貿易に関する香港のステータスについては、それなりに理解していました。当時の香港は、コンテナ貨物取扱量では世界一位、世界中の部品や原材料が香港を経由し、世界の工場と言われた中国(特に華南地域)へ輸入され、そして様々な完成品が香港を経由してアメリカやヨーロッパ諸国に輸出されていました。正に中国の玄関としての役割を担った香港でした。

海だけでなく空も、アジアのハブとして世界中の航空会社が乗り入れているのが香港空港でした。海上貨物と併せて航空貨物も当然多かったわけです。そういった香港の物流に関しては知っていたのですが、金融は私の専門外で興味もそれほどありませんでしたので、香港の金融に関しては無知以外何ものでもありませんでした。しかし当時香港の保険ブローカーで働いていた、現本社の代表と知り合ったことが一つの転機になりました。

当時彼は私に、プルデンシャル香港の保険商品を案内しました。私はもともと「保険」と聞くと自動的に拒否反応が出るくらい保険にいいイメージがなく、なんとなく割に合わない気がしていました。資産を増やす目的であれば、もっぱら株式を自分で銘柄選定し運用したいと思っていましたし、実際自分でトレードをしそれなりに資産を増やしてはいました。今思えば、ただギャンブル(投機)の調子が良かっただけなのですが、2006年のライブドア粉飾決済事件をきっかけに最終的に大損したのでした。

でも保険商品についてしっかり話を聞いてみたところ、長期運用をすれば確実に資産は増え、保険料を支払い20年ほど放っておけば、ほぼ倍にはなるというのです。利回りは年5%程度なので、株式運用と比較すると物足りなさを感じたのですが、株式運用一本だった私にとって、債券メインの保険商品がリスクヘッジになることを教えられ、実際に株式投資で痛い目に遭い、その時株式だけでなく、様々な資産に分散することの重要性に気付かされることとなりました。

ちなみに私は、日本で保険を一切契約したことがなかったので、後に日本と香港の利回りの違いに驚愕することになります。(具体的な違いは、下記の記事をご参照下さい。)

アジアの金融センター「香港」

オフショア地域の特徴の一つに、低税率というのがありますが、香港の税金もまたその例外ではありません。

まずキャピタルゲイン、利子、配当は、香港では全て非課税です。日本では、株式投資で得た収益には20.315%の税金が課税されますが、香港ではそれが非課税です。

そして香港の所得税は最高で15%です。

法人税は16.5%です。(接待交際費は無制限です!)
これだけ税金が安いと、企業は収益を上げやすく、株主への還元も容易です。

更に日本の富裕層がもっとも頭を抱える相続税・贈与税は、香港では現在ゼロです。

実は香港にも相続・贈与税が以前はありましたが、2000年に撤廃しています。その理由が非常に合理的です。結局のところ富裕層は、プライベートバンクや様々なスキームを駆使して、事前に相続対策は済ませており、実際に相続・贈与税を支払っているのは、国の経済を支えている中小企業のオーナーがほとんどだったわけです。もしそのオーナーたちが、本業をおろそかに相続対策に奔走したり、また相続税を支払ったことで会社が立ち行かなくなってしまうようでは、にとって損失であり、相続税本来の意義からは本末転倒ですから、であれば撤廃してしまえ、ということでなくなったそうです。

相続・贈与税がなくても、香港政府の税収はその他でしっかり賄えているので、結果的には正しい選択だったと言えそうです。

上記ご覧頂きました通り、香港においては税金に関するメリットがとても多いのですが、こうなると、やはり世界中の富裕層たちが香港に集まってきます。すると世界中の金融機関が、その富裕層たちのお金をめがけて香港に集まってきます。香港政府は、集まってきた金融機関同士が自由に競争できるような法律や制度を整備をすることで、結果的によりよい金融商品が多く生まれ、契約者にとっても有利な環境になります。

香港ではInsurance Authority(通称IA、保険業監管局)という機関が、保険会社、保険代理店や保険ブローカーを監督しています。香港の経済自体は金融で成り立っていますから、香港内の保険会社が仮に破綻するようなことがあれば、それは監督していたIAの責任問題にもなるでしょうし、また香港金融業界税帯に大打撃を与えることになりますから、IAの監督はやはり非常に厳しいものになります。IAのような機関が存在することは、消費者にとって一つの大きな安心材料と言えるでしょう。

知っていることで得する?!

その国を支える産業が、通常どの国にもあります。

日本であれば、自動車・精密機器関連の製造業とその輸出がまだまだ主要産業と言えるでしょう。

一方香港の主要産業は世界に通用する金融であり、世界中の顧客を相手にしています。

私はたまたま縁があって香港に駐在し、香港の金融を知ることができました。そしてまさか自分が香港の保険を案内する側になるとは、当時想像すらしておりませんでしたが、香港の金融を知り、みなさまにご案内できることは本当に良かったと思っています。

普段の生活で、知らなかったために損をすることは結構あります。そして大きな買い物になればなるほどその損も大きくなります。保険は人生で2番目に大きな買い物と言われていますから、是非オフショアの保険について勉強していただければと思います。

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